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デング熱とは?知っておくべき症状・感染のしくみ・予防方法
Published on February 16, 2026
by nusamedica
バリ島のNusa Medica Clinicで提供されるdengue feverワクチン接種サービスのプロモーション画像。蚊のクローズアップ写真と予防接種の案内が表示されています。

「デング熱」という言葉を聞いたことはありますか?
ニュースや周りの人から耳にしたことはあるけれど、実際どんな病気なのかよく分からないという方も多いと思います。
この記事では、デング熱の基本、気をつけるべきサイン、そして万が一感染した場合の対処法について分かりやすく解説します。

*デング熱とは?

デング熱は「デングウイルス」によって引き起こされる感染症で、ネッタイシマカという蚊が媒介します。

主な症状は以下の通りです。

  • 急な高熱
  • 目の奥に響くような頭痛
  • 全身の筋肉痛・関節痛
  • 吐き気・嘔吐
  • ときに腹痛

日本のような非熱帯地域では珍しい病気ですが、東南アジアなどの熱帯地域では雨季を中心に日常的に発生しています。

インドネシアでは、

  • 2023年:約11万件の感染、約900名の死亡
  • 2024年:20万件以上の感染、約1,200名以上の死亡(第43週時点)

と、深刻な状況が続いています。

 

*デングウイルスは体の中で何をするのか?

デングウイルスは主に 血小板と白血球 を攻撃します。

(1) 血小板が減ると何が起こる?

血管は日常的に細かい傷や漏れが生じていますが、通常は血小板がそれを修復します。
しかし血小板が減ると、

  • 血管の修復が追いつかない
  • 血漿(血液の液体成分)が血管外に漏れ始める

→ 血漿漏出が進むと、重度の脱水や臓器障害を引き起こすことがあります。

さらに、脳内など限られた空間に漏れが溜まると、脳圧上昇による致命的な状態に至る危険もあります。

(2) 血が濃くなる危険性

血漿が漏れると血液は濃縮し、流れが悪くなります。
結果として、全身への酸素供給が妨げられ、多臓器不全のリスクが高まります。

 

(3) 免疫力の低下

白血球も減るため、サルモネラなどの他の感染症にかかりやすくなる点も注意が必要です。

 

* デング熱は危険なの?

軽症で済む人も多く、気づかないまま治るケースもあります。
しかし一方で、適切な治療が遅れると死亡率は約20%に達すると言われています。

医療機関で適切に管理すれば死亡率は 2〜5% に下がり、
さらに早期の受診・検査ができれば1%未満にまで低下します。

 

*デング熱から自分と家族を守るには?

デング熱の典型的な症状は 突然の発熱 です。

  • 目の奥の痛み
  • 筋肉痛や関節痛
  • 雨季の時期に熱帯地域へ滞在している

などがあれば、早めに検査を受けることが大切です。

 

  • デング熱の「二峰性」の熱に注意

デング熱の熱は 「一度下がってまた上がる」 二段階の経過をとることがあります。

この「熱が一旦落ち着く時期」が危険で、多くの人が「治ってきた」と勘違いして受診をやめてしまいます。しかし実際には、熱が下がった直後が『危険期(クリティカルフェーズ)』の始まりで、血小板が急激に下がり始めることが多い時期です。初期の発熱は通常 23日間 続きます。

*デング熱の検査には何がある?

デング熱は血液検査で確認できます。デング熱の段階によって最適な検査が異なります。

デング抗原検査(NS1

  • 最も特異性が高い検査
  • 発熱の 1〜2日目が最も検出しやすい
  • 7日目まで陽性になることもある
  • 感度は約70%

IgM抗体検査

  • 発熱 5日目以降 に検出されやすい
  • それ以前は抗体がまだ少なく、陽性にならないこともある

血液検査(血小板・白血球数)

  • デングの重症度を判断するために重要
  • 感度・特異性は低いが経過観察に不可欠

CDC(アメリカ疾病対策センター)は、熱帯地域を旅行して発熱した人は、発熱0〜7日目で抗原検査・抗体検査の両方を行うべきとしています。Nusa Medica Clinicでは、これらの検査が利用可能です。

 

* デング陽性だった場合の治療は?

まずは医師の診察を受けることが必須です。

症状の重さや検査結果に応じて、

  • 外来での経過観察
  • 入院治療

のいずれかが選択されます。

デングウイルス自体は 「自己限界性(自然に消える)」 のウイルスで、通常 7日ほど で活動が弱まります。

治療の目的は、ウイルスが消えるまでの間に命に関わる合併症を防ぐことです。

医師は定期的な検査と症状の評価を行い、

  • 水分管理
  • 痛みや発熱のコントロール
  • 二次感染の予防
  • 必要に応じて血小板輸血

などを行います。

 

* デング熱を予防するには?

媒介するのは ネッタイシマカだけです。

予防の基本は蚊に刺されないこと:

  • 虫よけ剤の使用
  • 網戸・蚊帳の設置
  • 長袖・長ズボンの着用
  • デングワクチンについて

現在、デング熱のワクチンがあり、

  • 初回接種
  • 3か月後に追加接種(ブースター)
    2 で完了します。

ワクチンは4種類のデングウイルスすべてに対応し、長期的な免疫を獲得できます。

効果としては、

  • 症状の重症化を防ぐ
  • 入院リスクを大幅に減らす

ことが確認されています。

Nusa Medica Clinic 全クリニックにて接種が可能です。

 

*ヌサメディカクリニックの連絡先を保存しておきましょう

旅先では、緊急時の連絡先を手元に控えておくのが安心です。
24時間対応コールセンター電話番号:+62 81 808 811 911
万が一の際にも、すぐに対応が受けられます。

 

 

ヌサメディカクリニックの日本人スタッフ、藤田菜摘(ふじた なつみ)。バリ島滞在中に医療サポートが必要な場合、ヌサメディカクリニックでの受診時に日本語での医療相談やサポートが可能です。日本人患者の安心した診療をサポートしています。

 

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